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風俗課に配属されました

第66章 南瑞樹の秘密事情⑥

「凛子は涙もろくなったな」

事故に遭ってから今日まで
凛子の涙を幾度となく目にした。

「年のせいかしらね」

薄笑いを浮かべ涙を拭う。

「それに少し痩せたな」
「スタイルが良くなったって言ってよ」

やつれた感を残した痩せ方だが
ウエストにくびれが出来
凛子が自画自賛するのも分かる。

「なんか、いつもと全然違うな」
「そうかな?」

アンニュイな表情を見せる凛子に
一瞬ときめいてしまった。

今夜の凛子は……

俺の知らない凛子のような気がしてならない。

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