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風俗課に配属されました

第66章 南瑞樹の秘密事情⑥

沖縄の病院で一週間の入院を終え
凛子と共に東京に帰ってきた。

退院祝ということで
10年前に披露宴を挙げた
ホテルのレストランで
食事をすることになった。

「瑞樹の退院と、これからの幸せに乾杯ッ」
「凛子、ありがとう。ずっと傍に居てくれて」

入院していた一週間
凛子は甲斐甲斐しく俺の世話をしてくれた。

それがどれほど心強かったことか。

「当たり前よ。でも……何ともなくて
良かった……瑞樹に万が一のことがあったら
私……生きていけない……」

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