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風俗課に配属されました

第65章 五十嵐歩の恋愛事情⑧

亜衣はフラフラな足取りで
部屋を出ていった。

「五十嵐さん、ごめんなさい。ちょっと
便乗するつもりが気持ちよくなっちゃって」
「気付いてたのかよ」
「あからさま過ぎますもん」
「だよな」

これで亜衣の脳裏に
俺という最低な男が刻まれた。

「私が言えた義理じゃないですけど
あれで良かったんですか?」
「良かったんだよ」

そう自分に言い聞かせるしかない。

「亜衣さん……五十嵐さんに何を伝えた
かったのかな……」
「披露宴の招待状でも持ってきたんだろ」

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