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風俗課に配属されました

第63章 陣内亜衣の切ない事情②

未だ胸元を隠した状態で浴室へ向かう。

「ぇッ……歩くん?」

背後から抱き締められた。

「俺も一緒に入ってもいい?離れたくない」
「……20分もあれば出てくるよ」

抱き締める力が強まる。

「そんなに待てない。片時も俺から
離れないで……お願いだから……」

歩くん……ずるいよ……

期待しちゃうよ……

歩くんが好きになるのは
その場限りなんだよね?

……

それでもいい……

今だけでも歩くんに愛されたい。

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