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風俗課に配属されました

第62章 五十嵐歩の恋愛事情⑦

「亜衣ー。お待たせー」

といっても30分程度。

普通に亜衣と一緒に過ごしたかった。

「……ん?亜衣?」

亜衣は濡れたワンピースを着ている状態で
ソファーにもたれ掛かり眠っていた。

それは初めて目にする無防備な姿だった。

気遣いばかりで疲れてんだな。

俺も気遣いさせたうちの一人か。

「zzz……」

亜衣が発する寝息にすら心が和んでしまう。

しかしこのまま寝かせておくわけにも
いかず……

「亜衣?風邪引くぞ」
「……ぅぅ……ぅ~ん」

寝ぼけながら目を擦る亜衣。

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