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風俗課に配属されました

第59章 陣内亜衣の切ない事情①

「歩くん……好き……」

思わず口にしてしまった。

歩くんへの想いが込み上げてきて
身体も心も破壊してしまいそうだったから。

「こんな告白……迷惑だよね……」

支離滅裂状態でどうすればいいのか
自分でも分からなくなってきた。

せっかくの歩くんとの大切な時間なのに。

「歩くん……本当にごめんなさい……」
「亜衣が謝ることなんて……」

『コンコン』

部屋のドアがノックされた。

辛うじて鍵は閉めているから一安心。

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