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風俗課に配属されました

第59章 陣内亜衣の切ない事情①

「亜衣ッ!?居るんでしょッ!?
大事な用があるから部屋入れてよッ!」

……千鶴だ。

「一先ず俺が隠れてようか?」
「ぇ……ぁッ……ぅん……ごめんね……
直ぐに帰ってもらうから……」

歩くんは辺りを見回すと
クローゼットに身を潜めた。

部屋のドアを開けると千鶴は
ズカズカと入ってきた。

「ん?誰か来てたの?」

テーブルには二人分のグラスが……

「ぁッ……えっと……あの……」

どうしよう……

頭の中が真っ白で
適当な嘘が思い付かない。

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