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風俗課に配属されました

第44章 五十嵐歩の恋愛事情③

「俺はそれで構わない。でも今は……」
「……今……は?」

声を震わせ瞳を潤ませる亜衣が
恐る恐る俺の方に向き目を合わせる。

「亜衣のことが好き」
「……ウソ」
「本当だよ」

頬を伝う涙を拭いながら唇を重ねた。

疑似恋愛モード突入。

今の俺は亜衣が愛しくて堪らない。

「それでも亜衣が嫌ならこのまま帰って
もらっても構わない。引き留めないよ」

ここからは駆け引き。

「……歩くん……ズルいよ」

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