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風俗課に配属されました

第119章 川澄友香の恋愛事情②

誠也に対しての怒りより
屈辱的で情けなかった。

私が誠也にしてきたことは
脅しと何ら変わらない。

でも、後悔はしていない。

今後も誠也との進展は望めない。

これで良かったのだと
自分に言い聞かせるように
自問自答を繰り返しながら
帰宅していると……

『友香?どうした?』

同僚の龍聖に声を掛けられた。

『どうしたって……何のことよ』
『なんかブツブツ言いながら歩いてたから』

龍聖は私と同じ歩調で隣を歩く。

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