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風俗課に配属されました

第111章 倉田俊二 風俗課を利用する事情②

「若菜は、それでいいのか?」
「ぅん。しょうがないもん……ぁあッ……」

押し迫ってくる終了時間を背に
ベッドの上で絡み合う。

若菜は俺が発した「それで」を
風俗課の終了と捉えているが
俺の意は別の所にある。

関係を続けられなくなるがいいのか?

聞きたいけど俺の一方的な想い。

若菜自身は望んでいない。

風俗課を利用する男性社員の
一人に過ぎない。

「簡単なんだな」

つい皮肉ってしまう。

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