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風俗課に配属されました

第111章 倉田俊二 風俗課を利用する事情②

「ずっと好きだった。俊二のこと」
「過去形だろ」

俺に至っては現在進行形。

若菜を抱く度に
再び惹かれていくばかりだ。

「俊二のおかげで過去を帳消しに出来た。
本当にありがとね」

俺とは真逆の考え。

きっと俺は若菜から抜け出せない。

かと言って、不倫をする勇気も無く
そんな俺にとっての風俗課は
有難い存在だった。

「会社辞めるのか?」
「ぅぅん。部署が変わる。まだ異動先は
決まってないけどね」

一先ず安心した。

何かしらの可能性は残っている。

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