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風俗課に配属されました

第110章 椎名理佳の事情④

着信の相手は真知子さん。

出ないわけにもいかず……

『斗真と入籍したんだってー?
私ってさー、地獄耳だからさー』
「報告が遅れてごめんなさい。
明日にでも御挨拶に行こうかと……」

咄嗟に口にした嘘。

報告を忘れてしまうほど舞い上がっていた。

『あ、いいって。それに私の興味は
そっちじゃないから。斗真居るんでしょ?
ちょっと代わって』

斗真と電話を代わった。

「久し振り。報告が遅くなって申し訳ない」

真知子さんの興味って……なんだろう。

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