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風俗課に配属されました

第102章 樋口成海が風俗課を利用する事情①

「鬼塚さん。一息ついてください」

缶ビールとグラスを用意すると
鬼塚さんはグラスには注がずに
缶ビールに口をつけた。

「すみません。僕ちょっと神経質で」

他人の家の食器は使えないらしい。

……私と一緒だ。

「いいえ。お気持ち分かります」

言いづらいことを言ってくれたことに
またもや感心。

「良かった。軽蔑されると思っていました」
「夕飯は外で食べましょうね」

きっと鬼塚さんも手料理は
苦手なタイプなんだろうな。

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