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風俗課に配属されました

第102章 樋口成海が風俗課を利用する事情①

「すみませんッ。直ぐに片付けますッ」

早速、所帯染みた姿を見られてしまった。

この御時世にフローリングを雑巾がけなんて。

「僕も色々な掃除用具を試してみましたが
行き着くところは、やっぱりここですよね」

鬼塚さんはバケツの前に屈むと
ワイシャツの袖をまくり
雑巾を絞り始めた。

「鬼塚さんッ。大丈夫ですってッ」
「お気になさらずに。今夜はお世話に
なるんですから」

丁寧な雑巾さばきに、また感心。

四隅まで拭き残すこと無く
几帳面に拭いてくれた。

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