テキストサイズ

風俗課に配属されました

第100章 宮園華子が風俗課を利用する事情

足ツボを押されて……

「イタタタタタッ……」

痛いあまり恥ずかしさも忘れ
つい叫んでしまった。

「ここは欲求不満のツボ」

含みを持たせた言い回しに
つい見栄を張りたくなる。

「おあいにく様。そちらは間に合ってます」

性欲を満たす相手なんて
いくらでも居る。

「欲求といっても色々だよ。食欲、睡眠欲
とかね。俺はさしずめ自己実現欲求と
いったところ」
「自己実現欲求?」

初めて耳にする言葉を聞き
学の無さと見栄を張った自分が
恥ずかしくなる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ