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風俗課に配属されました

第100章 宮園華子が風俗課を利用する事情

「だいぶ張ってるね。立ち仕事は大変だ」

広いバスタブの中で向き合って座り
龍聖の膝に乗せた私の脚は
優しく揉みほぐされる。

「龍聖だって体力勝負でしょ。それに
比べたら私なんて……」

なに私ってば……

相手の身になちゃってんの?

いつだって私が一番。

気遣われて愛されてなんぼだったのに。

「ありがとう。華は優しいね。見たままだ」

どちらかというとキツイというか
美人を鼻に掛けるような女だけど。

……自己分析までしちゃってるし。

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