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風俗課に配属されました

第93章 原田康人の婚約事情⑥

「止めないでください。それと親父に
伝言をお願い出来ますか?」
「披露宴ドタキャンですか?てか
何でも俺に頼りすぎ」

一刻を争う事態。

例え友人であれ愛する萌子には敵わない。

「亜衣の御両親に融資をお願いしますと
伝えておいてください。亜衣にも
謝っておいてください」
「だから何で俺が……って、おいッ!!!」

俺はなりふり構わず走り出した。

萌子との亜衣を貫き通す為に。

島根行きの高速バス乗り場を
スマホで検索しながら。

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