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風俗課に配属されました

第90章 原田康人の婚約事情⑤

「萌子ね……実家に戻りたくなくて
ダーリンを利用した」
「言わなくても良かったのに」

何となく分かっていながらも
聞きたくなかった。

「でも……ダーリン優しくて温かくて
騙しちゃいけないなって……ごめんね」
「いいんだよ。萌子に頼られて
嬉しかったから」

それも事実。

憧れだった萌子が俺を頼り
エッチの相手までしてくれて……

こんな贅沢が他にあるか。

「ありがとう。ダーリン」
「実家に帰るのか?萌子さえ良ければ
この部屋を自由に使って構わないよ」

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