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風俗課に配属されました

第83章 鬼塚龍聖の恋愛事情②

食事を終えると若菜の部屋でくつろいだ。

「鬼塚主任のプロポーズ、お父さんも
お母さんも喜んでたね」
「ちょっと早まっちゃったけど」

御両親と会ったその日に……だもんな。

「本気?」
「本気だよ。でも返事は急がない」

若菜はまだ22歳。

それ以前に付き合ってもいないし。

南課長と別れたばかりだし。

「じゃ、前向きに考えなきゃね」
「その方向でお願いします」
「プッ……なんか可笑しくなってきちゃった」
「俺も」

不倫を終えた若菜の実家にお邪魔して
親御さんと食事をして
プロポーズまで公言して
俺だって可笑しいよ。

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