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知らない世界

第39章 終息

『今は店だよ。
お前が拐われたときのままだからさ』

『今から行ってもいいですか?』

『いいけど・・・お前、大丈夫か?
そこに誰かいるのか?』

『組の人は帰りました。俺一人です。
車も取りに行かないといけないんで』

『待ってろ、迎えにいってやるから』

『大丈夫です、タクシーで行きますから』

『わかった、気をつけて来いよ』


電話をきり、タクシーを呼んだ。


「はぁ・・・」


俺はまた大きくため息をついた。
タクシーが来るまで、またソファーに座った。


「はぁ、短期間でいろんなことがあって、頭の中がパニックだよ」


目を閉じた。


ーピンポーン!・・・ピンポーン!ー


「あっ!しまった、寝ちゃったよ。
は~い、今行きます」


松葉杖をつき、下へおりた。





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