
知らない世界
第39章 終息
「どうした潤、気分でも悪いのか?」
「いえ、ちょっと考え事してただけです」
「話して楽になるなら、何でも話せよ。
俺達では役に立てないかも知れねぇけどさ」
「役に立たないなんて・・・
でも、ありがとうございます。
世話ばかりかけて、本当にすみません」
「可愛い弟の為だ、世話なんて思ってねぇよ」
俺はまた外を見つめた。
マンションに着くまで、ずっと黙っていた。
『あっ、もしもし兄貴。
今、潤を無事マンションに送りました。
はい・・・代わりますね』
『もしもし・・・うん大丈夫。
えっ、いいよ無理しなくて。
わかった、代わる?じゃあ・・・』
また電話を代わりドサッとソファーに座った。
「潤、昼飯どうする?何か買ってくるか?」
「適当に自分でやるんで、気にしないで下さい。
あとは大丈夫なんで、事務所に戻ってください」
「本当に大丈夫か?」
「もし翔さんに何か言われたら、俺に追い出されたとでも言っておいて下さい」
「わかった。
でも何かあったらいつでも連絡してこい」
「ありがとうございました」
2人は帰っていった。
「はぁ・・・そう言えば車、大丈夫かな?
カバンも携帯も投げ捨ててきたからなぁ」
その時家の電話が鳴った。
見覚えのある番号で電話に出た。
『もしもし、櫻井です』
『もしもし、潤か?』
相手は大将だった。
『もしもし大将?大将ケガ、大丈夫ですか?』
『大丈夫だよ。
ちょっと弾がかすめただけだよ』
『すみません、俺のために大将にまで迷惑かけてしまって・・・』
『お前のせいなんがじゃないよ。
むしろお前は被害者なんだからさ』
『すみません・・・
ところで大将、今どちらですか?』
「いえ、ちょっと考え事してただけです」
「話して楽になるなら、何でも話せよ。
俺達では役に立てないかも知れねぇけどさ」
「役に立たないなんて・・・
でも、ありがとうございます。
世話ばかりかけて、本当にすみません」
「可愛い弟の為だ、世話なんて思ってねぇよ」
俺はまた外を見つめた。
マンションに着くまで、ずっと黙っていた。
『あっ、もしもし兄貴。
今、潤を無事マンションに送りました。
はい・・・代わりますね』
『もしもし・・・うん大丈夫。
えっ、いいよ無理しなくて。
わかった、代わる?じゃあ・・・』
また電話を代わりドサッとソファーに座った。
「潤、昼飯どうする?何か買ってくるか?」
「適当に自分でやるんで、気にしないで下さい。
あとは大丈夫なんで、事務所に戻ってください」
「本当に大丈夫か?」
「もし翔さんに何か言われたら、俺に追い出されたとでも言っておいて下さい」
「わかった。
でも何かあったらいつでも連絡してこい」
「ありがとうございました」
2人は帰っていった。
「はぁ・・・そう言えば車、大丈夫かな?
カバンも携帯も投げ捨ててきたからなぁ」
その時家の電話が鳴った。
見覚えのある番号で電話に出た。
『もしもし、櫻井です』
『もしもし、潤か?』
相手は大将だった。
『もしもし大将?大将ケガ、大丈夫ですか?』
『大丈夫だよ。
ちょっと弾がかすめただけだよ』
『すみません、俺のために大将にまで迷惑かけてしまって・・・』
『お前のせいなんがじゃないよ。
むしろお前は被害者なんだからさ』
『すみません・・・
ところで大将、今どちらですか?』
