無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

甘く、蕩けるようなキスが気持ちいい

唇を塞がれてる方が変な言葉を聞かなくて済む分、いつも通りに快楽だけを追える

「は…っ、ぁ……」

だけどそれを見透かしたように雅紀が唇を離して

「愛してる……」

なんて、また囁くから

ますます俺は身動き出来なくなってしまった


膝に力が入らなくなって、ガクガクと震えてるのに気付いた雅紀が
頬に置いた手を下にずらして腰を抱くと

「そのまま座ろっか…」

崩れ落ちないように俺の体を支えながら
ゆっくりと冷たいフローリングに腰を降ろさせた


「…っ」
服越しでも分かるひやりとした硬い感触に息を詰める

「今日はここで…」
俺を後ろから抱き締めるように座った雅紀が項に口付けた

背中に雅紀のぬくもりがある自体がもう、慣れたシーツと違うのに
更にそんな事をされれば、嫌でも体が反応してしまう

だけどそんな事雅紀に知られたくない


「恋人…ごっこ、の次はこれか、よ…随分悪趣味だな」

項に埋まる唇に息を詰まらせながらも、悪態を付けば


「でも期待してるくせに」

ピリッとした痛みが首を襲い、隠しようのないそこに痕を付けられた