無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「どこ、付け…っん…！」
痕を付けた上から更に押し付けるように舌を当てられて、背中が粟立った


雅紀の言う通り確かに期待してる

散々快楽を覚えた体が、こんな事されたら疼かない訳がないじゃないか


こうなれば雅紀にノッて、“恋人ごっこ“ を楽しめばいいのかも知れないけど、生憎俺にそんなキャパはない

むしろ恥ずかしさが増しておかしくなりそうだ


これなら、最初の時みたいに酷くされた方がマシだとさえ思う

…だって俺は優しくされる事に慣れてない

偽りでも何でも、そうされる事に弱いんだと初めて気付かされた



「あ…っ」
項にキスしたまま、後ろから回された手がお腹の当たりを撫で回していく

服の上からだったそれが段々と大胆になって
徐に裾からそれを差し入れて、直に肌に触れた

「ちょ…っ雅紀…！」
「かずの肌、気持ちいい」

服の中の雅紀の手のひらが熱い
だけどそれ以上に自分の体が熱い

早く触って欲しい
きつく摘みあげて欲しい

なのにわざとそこには触れない雅紀の手

避けて周りだけを優しく撫でるから

「も…っ、やぁ…！」
もどかしくて、思わず雅紀の腕を服の上から掴んでいた