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Best name ~ 追憶 ~

第5章 あの人に…お似合いの女の子

『フフン♪ま、可愛いからいいっしょ?

道歩いても、いっぱいナンパ来たもんね♪

ね~?アイル♪』



『マ…マ…マナさん…ちょっと』








マナさんがその場を丸め込んで
私をリョウキの隣に座らせた




腰を抜かしたみたいなソウタさんを
放置して(苦笑)


マナさんはお酒や料理をたのみはじめた





『マ…マナミじゃあるめぇし…ブツブツ』



『え?なに?(笑)~そうそう
実はあたしもさっきまで

アイルと〃姉妹コーデ〃してたの♪
見てみて~♪』




そう…

私の着ている服は


マナさんの〃ギャル時代〃のものを
借りたものだった


私にメイクを施したマナさんは
ノリにノッてきて


自分もメイクして写真一緒に撮ったり
完全に遊んでたというワケ


マナさん元ギャル…


本邦初公開な情報でした・・・(笑)






ピコン……ピコっ……ピコン……ピコっ




マナさんが私と撮った写真を

ソウタさんとリョウキ

双方に送りまくって通知音が鳴り響く





『あんだぁ…マナミ~
アイルで〃着せ替えごっこ〃
してやがったのかぁ…

ったく何事かと思ったぞ
バカヤロお前~・・・』




ソウタさんはようやく
落ち着きを?取り戻した…(苦笑)




『ふふ…二人してイケイケっすね(笑)

マナさんは〃元に戻して〃来たんすね?』



今の普通のお姉さんメイクに
戻してから合流したマナさんと

私とお揃いギャルメイクの写真を見て
リョウキが少し笑った



『さすがにあたしはソレで
外には出れないわよ(笑)

あたしが支度し直してたから
すっかり遅くなっちゃったの

ごめんね二人とも♪
さ、乾杯しよ~♪』






とんだ豹変した私の姿…


それ以外は…いつもの

みんなで楽しいお夕飯





私は・・・やっぱりちょこっと


恥ずかしかった





オシャレするのも

いわゆるイメチェンするのも

やっぱり楽しいから



ほんのちょっと前髪を切るとか

そんなのと同じで


したことのない自分になってみるのは

楽しくて


本当は…まんざらでも

なかったのだけどね・・・(笑)

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