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Best name ~ 追憶 ~

第4章 ひとりに・・・しないで

『ふ~ん、じゃ今週〃合コン〃行こっか?♪』



『ぇ・・・』






『失恋を癒すには、次の恋!…ってネ♪』



『・・・』







『フフ・・・ほらね?』


『え・・・』









『自分のキモチに逆らうから

苦しいんだよ・・・』






マナさんの言葉にハッとする







私・・・私は・・・








『自分のキモチ・・・心を

もっと〃自由に〃してあげてごらん?』








マナさんは・・・本当は


と言うか


本当に…女性らしい女性だ






実は繊細で

心が奥深い・・・やさしい人だ





ある時には、こんな風に

私の心を

簡単に丸裸にしてしまうんだ・・・。








『ふふ・・・~アンタはどうして、そう

背負い込んでガマンしちゃうかなぁ~・・・

イケてないぞ?アイルンル~~ン?』






『え・・・』







『だって・・・なんでアンタ一人が

黙って身引かなきゃなんないの?

昔の女?知ったこっちゃないよ
フザケンな~~~~!!!って

言ってやったってオカシくないよ?』





『・・・』





『ハァ~・・・リョーキ

あんのヤロ~~・・・今度会ったら

ブン殴ってやる~~!!!』





『マ・・・マナさぁん…』






『…ってくらいのキモチでいても

いいんだからさ…?』





『ぇ・・・』





『ふふっ…どうして?そんな
〃お利口チャン〃にしちゃったの?アイル

ホントに…
大して好きじゃなかったから?』




『ぅ…ううん・・・』





『言っちゃえば良かったじゃん?

アイルのキモチそのまま

〃イヤだ!〃・・・って』






『そ…んなコト・・・私がしたら
リョウキがもっと・・・』






『~~困らせたって・・・

良かったと思うよ?・・・』




ケロっと言うマナさん




『だっ…て、赤ちゃんが・・・』




『ふふ…ハァ~・・・そうだね
ちょっと…厄介な話だったね…』



『ダメだなぁ・・・私
マナさんみたいに…冷静に…』



『ふふっ…』




『どうしてかなぁ…私』




『当たり前じゃん♪そんなの』




『え・・・?』



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