
Best name ~ 追憶 ~
第4章 ひとりに・・・しないで
『うっ・・・ぅぅ~~っ…リョウキっ・・・』
私は自然と…
カゴに戻した彼のパジャマを
手にとってベットに入った
私が着たら確実にブカブカな
ワンピースのようになってしまう
大きなスウェット…
そっと広げて
抱きしめてしまっていた
どんどん…それが
私の涙で濡れていく
かすかに彼の匂いがした…
タバコとか香水とか…
そういうのとちがう
彼のぬくもりみたいな匂い
『いや…いや・・・いやだ…』
弱音を吐くつもりも
ダダこねる気もなかった
決めたのは…選んだのは
私だもの
だけど
口で言うほど上手くはいかない
それでも上手く受け入れられない
その現実に
一人、部屋で涙を流してしまった
『りょうき・・・っ・・・りょおきぃっ…』
返事をしてくれない
彼の匂いだけがのこる服を
抱きしめて眠った
私・・・チョット重症だった
ううん。いいんだ…決めたんだ
おわったんだ
もう会わない、会えないんだ
・・・忘れるんだ
おわった・・・おわらせたんだ
さよならしたんだ
〃さよなら〃言う勇気も・・・
なかったクセに・・・。
彼のいない〃日常〃を過ごす私は…
平凡に…いつも通りに
日常を過ごしていた
・・・つもりだった。
ある時は仕事でミスをしてしまったり
ポカポカあいた穴に
引っ掛かって転んで…
そんな事を連発する
お客さんに心配されたり…
こんなんじゃダメだ私・・・
これじゃプロじゃない
仕事じゃない…
失格だ
気を取り直して…
余計な事は考えない
元気にしなきゃ・・・
笑って、ちゃんとお仕事して・・・
なのに・・・うまくいかない
どうして?・・・
そろそろソウタさんに
大目玉をくらいそう・・・
少し…覚悟する
どうして・・・
私・・・元気にしてるのに
ちゃんと笑えてるのに・・・。
私は自然と…
カゴに戻した彼のパジャマを
手にとってベットに入った
私が着たら確実にブカブカな
ワンピースのようになってしまう
大きなスウェット…
そっと広げて
抱きしめてしまっていた
どんどん…それが
私の涙で濡れていく
かすかに彼の匂いがした…
タバコとか香水とか…
そういうのとちがう
彼のぬくもりみたいな匂い
『いや…いや・・・いやだ…』
弱音を吐くつもりも
ダダこねる気もなかった
決めたのは…選んだのは
私だもの
だけど
口で言うほど上手くはいかない
それでも上手く受け入れられない
その現実に
一人、部屋で涙を流してしまった
『りょうき・・・っ・・・りょおきぃっ…』
返事をしてくれない
彼の匂いだけがのこる服を
抱きしめて眠った
私・・・チョット重症だった
ううん。いいんだ…決めたんだ
おわったんだ
もう会わない、会えないんだ
・・・忘れるんだ
おわった・・・おわらせたんだ
さよならしたんだ
〃さよなら〃言う勇気も・・・
なかったクセに・・・。
彼のいない〃日常〃を過ごす私は…
平凡に…いつも通りに
日常を過ごしていた
・・・つもりだった。
ある時は仕事でミスをしてしまったり
ポカポカあいた穴に
引っ掛かって転んで…
そんな事を連発する
お客さんに心配されたり…
こんなんじゃダメだ私・・・
これじゃプロじゃない
仕事じゃない…
失格だ
気を取り直して…
余計な事は考えない
元気にしなきゃ・・・
笑って、ちゃんとお仕事して・・・
なのに・・・うまくいかない
どうして?・・・
そろそろソウタさんに
大目玉をくらいそう・・・
少し…覚悟する
どうして・・・
私・・・元気にしてるのに
ちゃんと笑えてるのに・・・。
