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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

私は彼が去ってしまう前に
ひっかかる事を聞いた。



『・・・彼女とかと…行けばいいのに…』







ポツリ・・・。







私と出かけても…楽しくないと思うし…。

お相手がいるのなら
わかっていてその人に嫌な思いさせるなんて
イヤだったから。




素直に聞けば良いものを…
嫌な言い方してしまったな・・・。










『ハハ~~いないよ。欲しいとも思わない』









・・・・・。








・・・そうなんだ。








『…私といても…楽しくないと思うけど…』


『だったらオレが途中で帰る(笑)』






軽快に笑う彼…。



って・・・人に頼んでおいて何よ・・。




~そんな私に
〃ジョーダンだ〃と、笑う……。





今になって思えばだけども…


〃そんなことないから、そう言うんじゃない〃


という、彼のやさしさだった…。

そう思える。











よく笑う・・・


よく笑う人・・・なんだなぁ・・・。









〃彼女はいない〃・・・





へぇ・・・・・そうなんだ。








〃ほしいと思わない〃・・・











そう・・・なんだ。










・・・ズキ・・・・・。




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