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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

〃あっ…!
噛みついてしまったらどうしよう〃


と、一瞬かまえていた私は

驚いて停止してしまっていたから。








未だに、お客さんにも
吠え続けてしまったりするルナ。


『教育係~ちゃんと教育しろ~~?♪』


などど

ソウタさんに、つっこまれることも
未だ健在。





・・・そんなルナが・・・・・。






フシギに思いながら

その光景を眺めていた自分を思い出していた。







〃この人・・・って・・〃







ふと思った時のことを。












それを、なんとなく伝えると

彼は

呆れたような、ふてくされたような顔をした。


『オレは犬にジャッジされたのか』


などと、軽くボヤいて。





クシャっと笑ったり、おどけてみたり…




クールな印象とはちがった

表情ゆたかな人・・・



私と違って

コミュニケーション能力の高い人・・・。












今だから言える・・・

と言うか、改めて思うこと・・・。






あの時ルナが……




ルナが、一番はじめに




私に教えてくれたのかも知れない。








〃「大丈夫……。

この人は君をキズつけたりしないよ。

君の幸せは……ここにあるよ…」〃




・・・と。



なんてね。

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