
Best name ~ 追憶 ~
第2章 私の希望
どうやら、その人は
ソウタさんと親しくなったようで
それから週末などに頻繁に姿を見かけた。
男の人同士、やはり気が合うのだろうか。
私の6・7歳上……28歳って言ってたかな
ソウタさんより、だいぶ若い男の人…。
ソウタさん、何かこの人と
事業でも考えてるのかな?
……まぁ、私には関係ないけれど…。
私は私の日常を過ごしていた。
ソウタさんの客人として来ている以上
あまり無礼な態度をとるのは気をつけよう…。
数々の失態を思い返した私は
少しだけ…気を引き締めた。
若い男の人・・・
緊張するけど……
顔を見れば挨拶くらいはするし
ソウタさんに言われてお茶出しをしたり…
時に、ソウタさんに私も一緒に食事に…と
誘われることもあったけど
男性同士の会話の中
ろくに話もしない私がいたら
気を遣わせるのではないかなぁ、と
それは断っていた。
・・・そう
なんとなく、だけど
その人・・・この人は
結構まわりに気を遣う人なような気がして。
確かに歳も上だし
私よりは、うんと〃大人〃だろう…。
それがフツーなのかなぁ・・・
私にはわからなかったけど。
『よ…』
ソウタさん宅に来ていた彼が
私のいる店の方へやって来た。
『・・・?』
私は軽く会釈する。
『ワルイな、いつも仕事中に』
・・・・・こういうトコロ。
私はべつに
あなたに悪いことなんてされていない
なにひとつ。
少し首をかしげている私に
〃犬たちの散歩についていって良いか?〃
と聞かれる。
少なくとも動物は好きなのであろう、この人…
べつに…断る理由もない。
ない・・・
でも、それはナゼだろう…。
なぜ・・・?
ソウタさんと親しくなったようで
それから週末などに頻繁に姿を見かけた。
男の人同士、やはり気が合うのだろうか。
私の6・7歳上……28歳って言ってたかな
ソウタさんより、だいぶ若い男の人…。
ソウタさん、何かこの人と
事業でも考えてるのかな?
……まぁ、私には関係ないけれど…。
私は私の日常を過ごしていた。
ソウタさんの客人として来ている以上
あまり無礼な態度をとるのは気をつけよう…。
数々の失態を思い返した私は
少しだけ…気を引き締めた。
若い男の人・・・
緊張するけど……
顔を見れば挨拶くらいはするし
ソウタさんに言われてお茶出しをしたり…
時に、ソウタさんに私も一緒に食事に…と
誘われることもあったけど
男性同士の会話の中
ろくに話もしない私がいたら
気を遣わせるのではないかなぁ、と
それは断っていた。
・・・そう
なんとなく、だけど
その人・・・この人は
結構まわりに気を遣う人なような気がして。
確かに歳も上だし
私よりは、うんと〃大人〃だろう…。
それがフツーなのかなぁ・・・
私にはわからなかったけど。
『よ…』
ソウタさん宅に来ていた彼が
私のいる店の方へやって来た。
『・・・?』
私は軽く会釈する。
『ワルイな、いつも仕事中に』
・・・・・こういうトコロ。
私はべつに
あなたに悪いことなんてされていない
なにひとつ。
少し首をかしげている私に
〃犬たちの散歩についていって良いか?〃
と聞かれる。
少なくとも動物は好きなのであろう、この人…
べつに…断る理由もない。
ない・・・
でも、それはナゼだろう…。
なぜ・・・?
