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腐男子恋愛日常-parallel world-

第10章 ~歩の嘘~

「……わかった…。」

僕は、ティッシュで身体を拭いて衣類を着て、研磨君と一緒に下へ下りた。

◇日向家1階・玄関◇

僕と研磨君が1階に下りると、真が玄関の明かりをつける。

「研磨君、それじゃあまた学校で」

「あぁ…。」

「研磨さん、さよなら」

「……。」

真の挨拶を無視して、研磨君は家を出て行った。

◇日向家の前◇

-研磨視点-

「……歩…。」

日向家を見つめたあと、俺は自転車で家へ向かって漕ぎ始める。

◇日向家1階・玄関◇

-歩視点-

「……。」

研磨君、ゴメンね…。

「さあて、兄さん
邪魔者はいなくなった事だし、今から一緒に風呂に入ろうよ♪」

「うん、良いよ」

「兄さん、ちょっと待ってて
今、僕と兄さんの分の着替えを取ってくるから」

真は、2階へ上がって行った。

「……。」

研磨君、僕はきみに謝らなければならない事がある…。

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