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腐男子恋愛日常-parallel world-

第10章 ~歩の嘘~

「もう一度、聞きます
兄さんと別れてくれませんか?」

「……断る…。」

「そうですか…。」

真は、拳を握る。

「真、やめて!」

「ふッ」

「がはッ…!」

真は、研磨君に鳩尾をヒットさせて続けて、殴る蹴るの暴行を加え始めた。

「ぐッ、うああッ…がはッ…うッ…ゲホッ…!」

研磨君の口から、血が出ている。

「研磨君…。」

今、僕に出来る事は……あっ…。

「ぐあッ…うぐ…がはぁッ…!」

「兄さんと別れるって言うまで、ずっと続きますからね!」

「……ッ!」

研磨君は、絶対に怒るだろうけど…。

今は、これしか方法がない…!

「真!
研磨君とは別れるから、それ以上はもうやめて!」

「兄さん?」

「あ、歩…?」

研磨君、ゴメン…。

だけど、きみを助けるためには…。

「研磨君とは別れる!
お母さんとお父さん、他の親族に内緒にするって約束するなら真と恋人になる!」

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