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お腹を抑えて苦しむ研磨君の頭に、真は後ろ回し蹴りを放って研磨君は横に吹っ飛ぶ。

「結構、やべぇかもな…。」

少しよろめきながらも、研磨君は立ち上がる。

「研磨さんが、素直に兄さんと別れてくれればこれ以上の戦いはやめますけど」

「誰が、やめるもんか…！
歩は、俺の恋人だ…！」

「諦めの悪い人だ」

研磨君の連続攻撃を、真は素早い動きで軽々と躱していく。

「ふッ」

「ぐあッ…。」

研磨君は、真の拳を額にモロに食らう。

「はあああ！！」

「ぐあああ…！」

「研磨君！！」

真のかかと落としが頭に直撃して、研磨君はその場に倒れる。

「あれ？
もう、終わりですか？」

「うッ…ぐぅ…がはッ…！」

床に這いつくばる研磨君を、真は彼の頭や背中とお腹などを、踏みつけたり蹴ったりする。

「研磨さん、立って下さいよ」

研磨君を持ち上げ、無理やり立たせる真。