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密猟界

第7章 美しき獣たち

十字架が固い太腿の奥に当てられた。
 ユノの体毛は薄い。
尖端はユノの過敏を誘うかのごとく、動き、小さな顔が背けられる。(……)薄ら笑いのチャンミンの唇が、ユノを包み込む。 
 鎖が乳首を掠めると、吐息を漏らした。握りしめた十字架、チャンミンの手のなかに輝く。……やがて、熱いいのちのような匂い…。チャンミンは不意に顔を上げる。  指先のあいだの十字架、ユノの身体の尖端に押し当てる。白濁が十字架を穢し、それを床に叩きつけたチャンミンは、細い鎖を踏んで出ていった。



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