
密猟界
第7章 美しき獣たち
(チャンミン)身体中が熱い。(チャンミン─)「ユノ」ゆっくり目を開くと、気遣わしげな黒い瞳が覗き込む。身動きすると、温かい湯が皮膚を撫でる。
「眠っちゃったんですね」身体を起こそうとすると、ふらついた。「湯あたり、したんでしょう」そっと肩を支えられる。
洗面台のうがい用のコップを手渡される。なかの水を飲み干すと、「もう一杯、のみますか」コップを持つ手を、包まれる。頷くと、新たな水を注がれ「モゴモゴ云ってて、寝言ですか?」タオルが両肩にかけられた。
「ベッド行きましょう。少し休んでユノ?」裸のユノを抱きかかえるチャンミン。その横顔をユノは見つめる。鼻筋の高く整った横顔。チャンミンが視線に気づく。一瞬、ふたりが見つめあった。
ベッドに、タオルを掛けただけのユノの体を横たえると、すぐにユノは眠りに落ちた。
ブランケットをまるで幼児のような寝息をききながら、チャンミンは掛けてやる。寝顔もあどけない子どもそのものだった。
「眠っちゃったんですね」身体を起こそうとすると、ふらついた。「湯あたり、したんでしょう」そっと肩を支えられる。
洗面台のうがい用のコップを手渡される。なかの水を飲み干すと、「もう一杯、のみますか」コップを持つ手を、包まれる。頷くと、新たな水を注がれ「モゴモゴ云ってて、寝言ですか?」タオルが両肩にかけられた。
「ベッド行きましょう。少し休んでユノ?」裸のユノを抱きかかえるチャンミン。その横顔をユノは見つめる。鼻筋の高く整った横顔。チャンミンが視線に気づく。一瞬、ふたりが見つめあった。
ベッドに、タオルを掛けただけのユノの体を横たえると、すぐにユノは眠りに落ちた。
ブランケットをまるで幼児のような寝息をききながら、チャンミンは掛けてやる。寝顔もあどけない子どもそのものだった。
