
密猟界
第2章 雨の外へ…
たのしげにそう云うとチャンミンは笑い、ドアを開けて出ていった。
「ユノ? 眠いんですか…」夕食のトレーを丸テーブルに置き、チャンミンがベッドの上のユノを見る。くるりとユノは寝返りをうつ。不貞腐れたような仕草に、チャンミンが笑い声を立てた。「うるさい」笑い声が大きくなった。「黙れ…」笑い声はますます大きなものとなり、ヒステリックな騒音─「チャンミン!」「ユノ…ユ、ノ、─あいし、てる─よ」振り向くと、老婆の白髪のように光る長い髪を床にズルズルと引き廻し、白目を剥いた裸女が、大きく股間を開き、スレンダーな腰を忙しく振っていた。ユノが絶叫する。
「─あい…し、てるわぁ─あたしもユ、ノ、あいし、…て」裸女のうすい唇は、てらてらと光る赤。その唇は固く閉じられたままだった。「あい、し─て、あた…し、を」声は裸女の股間から出ていた。床に仰向けになり、手足を蜘蛛そっくりに動かして、ユノに向かって、這いずる。
「ユノ? 眠いんですか…」夕食のトレーを丸テーブルに置き、チャンミンがベッドの上のユノを見る。くるりとユノは寝返りをうつ。不貞腐れたような仕草に、チャンミンが笑い声を立てた。「うるさい」笑い声が大きくなった。「黙れ…」笑い声はますます大きなものとなり、ヒステリックな騒音─「チャンミン!」「ユノ…ユ、ノ、─あいし、てる─よ」振り向くと、老婆の白髪のように光る長い髪を床にズルズルと引き廻し、白目を剥いた裸女が、大きく股間を開き、スレンダーな腰を忙しく振っていた。ユノが絶叫する。
「─あい…し、てるわぁ─あたしもユ、ノ、あいし、…て」裸女のうすい唇は、てらてらと光る赤。その唇は固く閉じられたままだった。「あい、し─て、あた…し、を」声は裸女の股間から出ていた。床に仰向けになり、手足を蜘蛛そっくりに動かして、ユノに向かって、這いずる。
