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Baby love

第23章 Wデート。




M side




M「ぅー・・・」



少し前に目が覚めているというのに、
布団の中から出られない。



M「仕事・・・」



シャワーを浴びたいし、一度家にも帰りたい。
そろそろ動き出さなければ時間ギリギリになってしまう。



M「おい、カズ・・・」



N「ううん・・・」



隣でスヤスヤと眠るカズに手を伸ばすと、擽ったそうに身を捩る。



N「やん、相葉さんったらぁ・・・♡」


M「寝ボケてんじゃねーよ。」



N「・・・ん?」



ぽけっとした表情のカズが、俺に体を向けようとして固まった。



N「いっ・・・!!」



痛いよなぁ、ダルいよなぁ。
俺も動けねーもん。



シーツに沈んだまま動かないカズを
つんつんと突つく。



N「あそっか・・・
昨日、すごかったもんねー・・・」



M「っ!!」



思い出さないようにしてたのに・・・!!



N「おはよ、潤くん♡」



ニッコリ笑うカズは、昨日の妖艶さのカケラもなく幼い表情だ。



M「・・・おはよ。」



信じらんない。
酔ってたとはいえ、メンバーとあんな事・・・
全部夢であってほしいと思うのに、全身のダルさが現実だと物語っている。



まだスウェット着せてくれてて良かった・・・
これでカズと裸で寝てたら、起きた瞬間発狂してたかも。



M「もう起きないと・・・」



N「あのバカ2人はもう起きてんのかな?」



M「ぅぅ・・・痛ぇよ〜・・・」



N「体バッキバキよもう。」



ヨロヨロとリビングに向かうと、
床に大の字になって爆睡している翔くんと相葉ちゃん。



N「うわ・・・」



転がった缶ビールの量を見て呆れる。







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