
Baby love
第10章 キスの続き。
M side
S「ダメだって、潤・・・」
M「・・・・・」
ニガイ。なんかエロい味だな。
とりあえず咥えられるだけ咥えよう。
喉の奥まで進めると、急に苦しくなった。
M「うっ、けほっ・・・」
S「ああ、ホラ!もう良いから!」
噎せた俺の頭を撫でて、翔くんが困った顔をしている。
M「もう良いってなんだよ。
俺が下手くそだから?」
噎せた涙目のまま睨む。
なんだよ、男なら舐められたいもんだろ?
S「潤、」
M「そりゃ女の子より下手だろうけどさ!
練習すりゃ俺だって・・・
初めてでちょっと勝手が分かんねーだけだろ!」
してもらうのと自分がするのとじゃ全然違う。
コツさえ掴めば俺だって翔くんを気持ち良くできるはずだ。
S「怒るなよ、ごめん・・・」
M「何ニヤけてんの。」
S「だって可愛いじゃん!
駄々こねてる子どもかよお前!」
M「は・・・?」
ニヤリと笑って、翔くんが俺の髪をさらさらと梳かす。
S「そんなに俺の、咥えたいのか?」
M「はぁ?!」
何言ってんだよ!!
M「俺はただっ・・・さっきの翔くんとは別の事しようって思って!
同じように愛撫したって面白くないだろ?!」
S「面白くって・・・セックスに何を求めてんだお前は。笑」
う・・・そりゃそうだけど・・・
舐めてみたかったなんて絶対言えない・・・
S「無理しなくて良いから。」
優しく微笑む翔くんに見下ろされて、胸がドキドキと苦しくなる。
やっぱカッコ良いよな翔くんって・・・
M「無理してない。」
S「ホント頑固だなお前は・・・」
だって、ここまできて引き下がれるかよ。
そっと翔くんのモノを掴んで、唇を寄せる。
