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これを恋とは呼べない♥

第2章 興味が湧いたとかそんなわけない

「さいてー…っ。」


ポツリと言葉を零すと、「よがってたくせに。」と返される。


その通りだ。


ついにやってしまった。興味が湧いたと暴露し、さらには和也の手の中でイってしまった。

実の兄の前で…俺なにやってんだ…。


「あのさ…兄ちゃんとひなには言わないで。お願いっ…!」


これが全員にバレると結構…いや、完全にやばい。

手を合わせて頼むと、またニヤニヤとしながら考える素振りをした。



「じゃーぁ、黙っててあげるかわりに、毎晩俺のオナニー手伝えよ。たまにはるのも手伝ってやるから。それなら黙っててあげてもいいよ」



…は?



「それ、ホンットに黙っててくれるわけ?」

「信用ないなぁ。ホントだよ。」







仕方ない。
こればかりは自業自得なんだから。



「わかった…。でも、俺そんなのやったことない、からっ…。」

「そんなのどーでもいいんだってぇ。むしろ、はるが見てるだけで俺射精できるかもな。」


ケラケラと笑いながら、気持ちの悪い冗談をサラッと言った。
やめろバカ。想像できねぇよ。




「じゃー俺これから友達と飯だから。ちゃんと飯食えよー。」




何事も無かったかのように出ていく和也の背中を見送り、自分はそのまま風呂に入る事にする。





そういえば、陽咲がまだ帰ってきてないな。
漫画返すだけにそんなに時間かかんの?


まぁ、、いっか。




なにも気にせず、そのまま風呂へと向かった。

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