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Best name

第32章 最高の名前

なんて…益々考え込むオレの前に……


『じゃじゃ~ん…❤』

『?』


アイルがオレに差し出すのは


預金通帳……?






『は?…』

『ふふっ、あけてみて♪あけてみて~?』



アイルの名義の通帳。




『バカ…っ、何考えてる…?しまっとけ』




『ちょっと…!そんな…怒らないでよぉ。
変な意味じゃ……最後まで聞いてよぉ~?
コレは…〃リョウキの〃なんだから…』


『は…?!』



ナニをワケのわからんことを言ってる?
この女は…。



言われるまま通帳を手にとって
渋々あけてみる。



『……?。…。』



いや……



益々わからないぜ?




なんだ、この金?




オレ…知らねーぞ!?





一方ニコニコと
そして少し得意気に笑ってるアイル。


『いや…アイル……?だから、コレ』


『だからぁ…それは
リョウキの稼いだものだってば』





『……。』






まさか……。





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