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Best name

第32章 最高の名前

『リョウキ?……もしも……だけど』




『?』

アイルが急に気難しい顔をする。






『もしも、リョウキがお仕事のこと…

せっかくの話を…迷ってる、その理由に…

もしも…ちょっとでも

〃私とのこと〃があるのなら

今すぐ、私と別れて…』








『え"……?』




いや……いやいや



待てよ?!




なぜにそうなるんだお前はっ……(汗)







『私は…リョウキの

ジャマしたくて一緒にいるんじゃない』





『アイル…』





『リョウキのジャマなんかしたくない。

それだけは…したくない。

リョウキの…人生だよ?』




『~~~~…』



悶絶?…



アイル…本質は変わってないが

なんか…





パワーアップしてる。そんな気がした(笑)







『これまで頑張って来たことが
ようやく身を結ぶんじゃない。

迷うってことは…
それだけ真剣だからでしょう…?

リョウキ…やりたいの?
やりたくないの?』




『……オレは…』





『大丈夫…。

やってみてうまくなかったら

またやり直したらいいんだから』







あっさり言うよな~…コイツ(汗)




『アイル…お前なぁ、そう簡単に…』



『ふふっ…私だって働けるんだし。
多少のことがあったって、なんとかなるよ』




いつの間に、そんなに
たくましくなったって言うんだキミは……?







『リョーキまだ若いんだから!大丈夫!ウン』



『オマエが言うかっ!?💧』





『ふふふっ…いざとなったら
私が養ってあげるよ(笑)』






ピ~ス♪……って。





あんまりオモシロくないギャグ(?)を
とばしてまで…背中を押してくれるアイル。


そんなギャグとばすようになって…
オレを……からかうなんて…(?)






『ふざけんなっての……💧』



『ふざけてないもん。~私だって
色々考えて言ってるのよ?コレでも~…』




将来…アイルに
なにも不自由なんかさせたくない


まして

オレの勝手で……オレのワガママで
アイルに苦労をかける気なんて
更々ないぜ。



そりゃ慎重にもなれば
迷いもするってーの……。


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