テキストサイズ

Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

【観客席】


ザワっ……。






ざわめきと共にアイルが動揺する。







『ワタルさんっ…リョウキがっ…!』



『・・・。』






『転ん・・・じゃった・・・』



〃まさか・・・・・・脚痛めて・・・・?〃








『……大丈夫。スリップしただけだよ』





ワタルが目をこらしてコートを見つめる。





『けど…なんかおかしいね。

アイツ・・・・・イラついてる』






『・・・・・・・・リョウキ』









『・・・。~ってアイルちゃん!?』







アイルが席を立った。






『おいアイル~?トイレか?』





『なワケないでしょ!?そーたさんっ!

こんな時に!…~~アイルっ!?

ちょっと!どこいくのっ?!』






『・・・・・っ』





ストーリーメニュー

TOPTOPへ