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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

・・・客席には




中々のギャラリーが・・・。





ぎっしりと…???











・・・・・・マジかよ!?







今更思い出すオレ…



そうだ


オレが今いるチームは…


ダイチ先輩を初め

プロだった人達や

つい最近まで

現役だった人達ばかりだったんだ。




その人達のファンだったりとで
体育館はごった返していた。




マジかよ……マジかよ……聞いてねぇし。



ビビるじゃねーかっ……!!









なんて……思いつつ…。







キュっ…。




体育館の床に、シューズが擦れる音。



大勢の声援・・・


背筋にはしる・・・緊張感





何年ぶりだろう……この空気感…。





ここに・・・立っている。





心地が…良い。



最高だ……。



ゾクゾク…ワクワクする。




『ふふっ…』


『~おっ!さすがだなリョウキ!
動じない肝は健在か?!(笑)』


不意にほくそ笑んだオレの背中を
トンと叩くのはダイチ先輩。


〃あ……(汗)〃




…先輩と、試合に出られる


これほど最高の舞台はない。






『…(汗)。そんなんじゃナイですよ』



『まぁまぁ、今日は楽しんでくれ?
その調子でな!!』



『?』


先輩がニヤニヤと

背中ごしに親指を向ける先…。



『…ぁ』



2階席


隅の方に……アイルの姿。


オレよりも先に見つけてるとは先輩…。



って…



いや……ちがうか?

















『リョ~~ウキぃ~~!

ファイト~~!!!~~!!!』





なんだか・・・





バカデカイ


黄色い(?)声援が・・・









『かっ飛ばせ~~~リョ~~キ!!!』










……東◯ドームか……ここは?









『リョ~~キ~~!!◯×△□~~!!』







もはやブーイングっすか…???





『いけいけリョーキぃ!

やっちまえ~~!!*&@#~~?!』





はてさて…



オレは



プロレスラーでしたっけぇ?・・・






ねぇ?・・・













・・・マナさん?(笑)






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