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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

一人ニヤケながら
アイルのチョコを頬張る



『うん・・・ウマイ…(ハート)』




『・・・ホ』


アイルがオレにわからないように
小さく一息ついて、微かに微笑んだ


ホッ……。オレも一息ついて……。







『・・・。

〃滝川さん今度ご一緒に
お食事出来たら嬉しいです
連絡待ってます。〃

・・・。・・・。』




チョコを拾い上げるアイルから

・・・棒読み。







『グホっ・・・;(汗)(汗)(汗)』




『……。』






メッセージカード?!


どこのどいつだ!?
んなモンつけやがったのはっっ!?










あ・・・アイルが…っ…




プク~~~~。



ムス~~~。





あ……ヤベェ・・・カワイイ。








……じゃねぇーって!!!(汗)










『~~モテる人は大変だね。…ハイっ…』


アイルがチョコを入れた紙袋を
でんっとオレに持たせて背を向ける


『ゲホっ・・・ア…アイル~~;』


『お返し選び
大変なら私手伝うから~…』




テクテクテク…。



お~~い?



どこへ行く?








『~ふふっ…』




まったく…




どうしようもなく





カワイイ姫様だ。




『わっ…?!…ちょっ…と』



リビングを出て
さっさと寝室へ向かうアイルを

・・・タックル

肩に担いで寝室へ向かう。




アイルをベットに寝かせた


『ちょっ…とぉ…』


『ん~~?寝るんだろアイル?
一緒に寝ようぜ?♪』




『~~ぅ…じゃ、なんで…っ』



……?



あ、オレ……手が

いつの間に。






…アイル・・・素っ裸…(笑)









『なにっ…するのよっ…!?イキナリ!
しっ…仕事でしょっ、明日』



『アイル休みだろ?
ゆ~~っくり寝かしつけてやるよ、久々に』



『なんっ…でっ・・・ゃっ…』

『~ヤキモチなんかやいて……ふふっ』



『ちがっ…うっ』

『ちがうんだ?(笑)』



『~~ごめん…なさいっ…』

『ふふ…どーして?』


『私…可愛くないこと…言った』

『(笑)』






オレにとっちゃ…真逆なんだけどな?



可愛いすぎる。



可愛い過ぎて
どうにかなりそうだぜアイル…。

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