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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

数日後


アイルは家出娘(?)のような出で立ちで
オレの家にやってきた。





いつか懐かしの……限定同棲生活だ。







『お世話に……なります』





『クス・・・こちらこそ…』







なりすぎってくらい…世話になってます。






『あ…アイル~・・・

よかったらコレ使って?』






『なぁに?・・・コレ』





仕事帰りに量販店で買った収納BOXを
リビングに設置しておいた。




『女は…何かと物要りだろ?使えよ
もちろん、うちにいるときだけ
使ったらイイから…』





『…忙しいのに、わざわざ。

ありがとう!嬉しい』





アイルが早速
着替えやら物をキレイに収納して
すぐに片付けていた。




なじむ…。





一緒にいるって感じだ。






アイルは半同棲しながら

文字通り、献身的にオレを支えてくれた。





オバケが怖くなくなるころ

時々自分の家に帰って(笑)





またオレの家にもどって、と繰り返して…。





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