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第30章 それぞれの、生きる場所…

『よし…リョウキ、打ってみろ』


オレはその後
ダイチ先輩の元を訪ねていた。



打ち合わせがてら先輩は
オレの診断書に目を通し

今後の話し合いをして
そして体育館で先輩と2人、体を慣らす。





…こんな緊張感・・・何年ぶりだろう…。





だけど、わくわくする。





オレは・・・こういう場にいるのが好きだ。





様々な感覚(モノ)が


フツフツと甦ってくる。







ヤバイ・・・オレ…






めちゃくちゃ楽し・・・・・・・・・・・・












・・・・・・・・・・・・・・いんだけどよ。














『ハハハっ!

~どうしたリョーキ!

ギヴアップか?』






『っっ~~~~…

っハァっ…ハァっ・・・ゲホゲホっ』











キ・・・・・キッッッッッッつい・・・!!!









先輩の組むメニューに沿って
体を慣らしていくが



のらりくらりしてきたオレに



そう易しいモノなハズがなく……。








『キツイか~リョーキ?』





『め・・・めちゃくちゃ

キツイっス・・・』






『ハハハっ!だろうな!?

~動けないんじゃハナシにならないからな?

ホラ次、いくぞ~~!?』





















『~~~~~~~~・・・』

















ひょぇ~~~~~~(泣)









先輩は

その熱の入り具合も健在だった(笑)






…しかし

今のオレの状態で合わせてのメニュー




他の人は当然

それ以上の事をこなしてるワケだ。





まず一歩

ここを超えられなければ…先はない。





若き日のオレよ…


〃こんなモンじゃない〃練習メニューを


よくこなしてたものだ・・・なんてな。






体を慣らして…体力を戻す。


そして体づくり。




基本を思い出して

一からやり直しだ



一歩ずつ・・・地道に。




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