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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

だけどオレは

先輩と再会出来たのは素直に嬉しかった。

オレに普通に声をかけてくれたことも……。




オレが…負い目を感じてる恩人の一人。

そんな先輩。




忘れはしない
大学2年の終わり…。
最後の試合。


大きな挫折を味わった…。
全てをなくしたと思ったオレは…
そのまま部へは戻らなかった。


チームを勝利に導くことは叶った。

先輩達の有終の美を飾ることは
叶ったかもしれない。



けれど…
引退する、当時4年生だった先輩を
笑顔で見送ることが…出来なかった。



試合の最後は




勝利の歓喜でなく
オレの大怪我で
騒然とした最後にしてしまったのだから…。



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