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第30章 それぞれの、生きる場所…

先輩が目線を下に下ろす

……のにつられて

オレも目線を下ろす


そこには・・・






『おまたせ…。…??…りょうき?…』





うさぎみたいにピョコピョコと
顔をのぞかせるアイルの姿…。







妹・・・




妹・・・デスカ…?







『~…そゆ風にみえます?;(汗)』





『~いや…決してだな…そういう ;』





オレ…老けた?(笑)

いや…アイルが少しばかり童顔だからだ

チクショウ…。


…うん、厳しくて やさしくて

時々 オチャメな先輩だったからナ(笑)

うん、きっとそうだ…(笑)


……








~…地味にショックだったり?





『~〃ツレ〃です…』

『~やっぱりな?!そうだと思ったよ!(笑)』

『~…』



アイルが一人、戸惑っている

あぁ、そうだ…いけない



『アイル?~大学の先輩なんだ』

『ぇっ…せっ……せんぱぃっ…?』



なんか急に背筋をピーンとするアイル


?…。




『?…はじめまして、マツオカです』


ちっとも変わらない…男気あふれる雰囲気で
先輩が挨拶する



『…はっ…はじっ…フジっ…フジサワですっ…』




……?




どうした…アイル…?





『~リョウキ?
もし良かったらだけど…少しどうだ?』


『え?…は、はい
でも先輩…いいんですか?』


『ハハッ~女は買い物長いからなぁ~』



……ひどくナットクだ。


『~彼女さん?もしよければ…』

『ふぁっ…はっ…はいっ…せせ…せんぱぃっ…』

『?』




『……(汗);』



〃先輩〃…オレの先輩と聞いて
なんかアイルは動揺してる


どうやらコレは…?


アイルのやつ…

先日のシロタの姿が
焼き付いてしまってるのか?


それでいて今日は自分が
その逆の立場になったもんだから…?



……。



カチンコチンだぜ……アイル……(苦笑)



オイオイオイ……


さて・・・どうするか



ボソ…。


『急でワルイな…。
~フツーにしてればイイからな?…な?』


『ぅんっ…せんぱぃ…っ』


『……おい ;』


『ご…ゴメン』


小声でアイルに耳打ちして先輩についていく



……居酒屋(笑)




ちなみに・・・まだ昼間


(笑)

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