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第30章 それぞれの、生きる場所…

そう思う反面、こんな風に思うオレもいる



〃昔のアイルに戻った〃のではなくて

様々なことを乗り越えた

〃今を生きる新しいアイル〃が

今のアイルが、ここにいるのだ、と。


毎度言ってることだが
アイルは本当に変わった


…って
だから…おとーさんか?オレは…。


でも…ホント変わった…そう思う。


変わらないのは、オレにとって
アイルが魅力的な子だということ。それだけだ。






『アイル…ハラへった…』

『ぁ…そうだよね!ゴメンっ…。ぁ!そうだこれ
スズちゃんから、リョウキにって…。
リョウキによろしくって言ってたよ。
お休みの日にごめんなさいってさ…ぇと、ケーキ』


『マジ?わざわざ悪いな…。
アイル連絡とれるんだよな?
お礼言っておいてくれるか?』

『うん!もちろん』



『ハラへった…(笑)』

『ごご…ごめんねリョウキっ!
お夕飯すぐに…っ。ぁ、ケーキ先に食べてる?
ぃゃ…それもないか…』



『ハラへった…~』

『すぐに~…、…なんなら外に、食べにいく?』



『〃ここ〃で食いたい…(笑)』

『ぅ…、そぅだよね…~少し待って?急いで…』



『…待てない』

『か…簡単なモノ、すぐ作るから…
少しだけ…ね?』



『ヤダ…〃今〃食いたい…』

『??……りょうき?』






オレはアイルの腰に手をまわす…













『…………喰わせろ♪…(笑)』









オレは…
ちっとも成長しねーな?(笑)




『え"…?な…んで、そうなるのよ;?』

『アイルがうまそうだから(ハート)』


『いみ…わかんないっ…ぉ…お夕飯』

『メシより こっちが喰いたい♪』


『むむっ…無理っ…!』

『ナンでだよ?(笑)』


〃『イヤだ』とは言わねぇのな?(笑)〃


『そんな急に…っ』

『急に?(笑)』

『待って…ぇ』

『何を?(笑)』

『こっ…こころの……じゅんびがっ…』





(笑)




『プ…いや~ムリ、ハラへった(笑)
アイル?…観念して?
…イタダキマ~~ス(ハート)』


『ちょっ…まっ…っっ、うっっ
っっキャ~~~~~っ…!?』


『(ハート)』






アイル……このへんは、ちっとも変わらないな。

免疫ゼロ

ホント……ちっとも、変わらない(笑)

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