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Best name

第30章 それぞれの、生きる場所…

『あ、それよかスズちゃん?
ネコ…初めてだって?』


『ぇ?…えぇ』



『もし良かったらだけど…参考までに』

『?』



『詳しいやついるけど、話してみる?』


〃そういえば、まさに適任なのが…
今日ここに・・・いるぜ?(笑)〃



『え…本当ですか?嬉しいですっ!…』

『ふふっ…チョット待ってて?』



オレはスマホを取り出して…


『たっ…タキガワさんっ?;あの~…?』



……とりあえずコイツはシカト(笑)


RRRRRR…




・・・~出ない

まだスネてんのかアイツ(笑)?



……呼び出し音に並んで

オレの視界に

体育館の隅をトボトボ歩く女………発見(笑)



『ぁ…いた。アイル~!…オーイ!……』

『……?』


ふくれっツラ…(笑)
やれやれだ


アイルが渋々?オレの元へくる


『なぁにぃ…?』

『アイル、あのな…』

『…。…?…ん?』



そしてようやく
シロタとスズちゃんに気づく




『~…連れのアイル。
…アイル?会社の後輩のシロタと
彼女のスズさんだ』


『ぁ…こっ…こんにちわ…!』



アイルがふくれっツラを戻して
少し背筋を伸ばす



『二人、今から
ペットショップに行くんだって

ネコ探してるんだけど
飼うの初めてだから…

そんでさ、お前…色々さ~…』



『?なんだ。…うん、もちろん
私で役に立てることなら
何でも聞いて下さい …えぇと~…』



『スズです。
うふふ…よろしくお願いします』


『ア…アイルです。
よろしくお願いします』



『(笑)よし。立ち話もなんだ
少し~…お茶でもしよっか?』


『うんっ』

『はいっ』



『タ…タキガワさん~??;』

『るせ…。黙ってついてこい(笑)』


『ぅ…うぃっス…;』


(笑)









4人で近くのファミレスに向かった

アイルが4人分のおしぼりと水を持ってくる


『スズさんどうぞ…。
はい…。はい、どうぞ』

『ぁ、アイルさんありがと。
ごめんなさい私…』

『?…いえ全然』



『サンキュー、アイル…』


『?!かっ…彼女サンっ!?
申し訳ないっス!

そんなのは自分がっ…!
座ってて下さい…!?』


シロタがメチャクチャ狼狽えて席を立つ

まぁ…気持ちはわかるんだけどよ(苦笑)?

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