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第29章 星屑の幸せ

『・・・ケイゴさん…さっき
〃リョウキのために〃…って
言ってたのって・・・』



『♪~キミ…中々侮れないね?
やっぱり?思ってた通りだ』



『あれ…どういう意味ですか?』



『半分冗談だけど
言っただけのイミだよ?
僕は今は整形外科医♪』


『……』


『妹チャン…
聞きたいのは別に
僕のコトじゃないでしょ?♪』



『……は…ぃ』


『サークル行ってるって?
何やってんのアイツ?
フットサルかなんか?
バスケとか…バレー?…』



『あ、はい。あの…彼、小さい頃から
沢山スポーツやってたんですよね?』


『うん、そうだよ。勉強も…決して
出来ないヤツじゃなかったけど
そっちのが合ってたみたいだね♪

のみ込みが早くて
な~んでもできるんだよなぁアイツ
どーゆう身体してるんだろーね?(笑)』



『試合とか
沢山…出たりしたんですか?
やっぱり・・・』



『~ん・・・
アイツのいたチームは負け知らず

リョウキは他チーム泣かせな
エースキャプテン

ファンクラブまであったり?
当時は中々華々しい道歩いてたよ(笑)』



『わ…ぁ…』

〃本当に…すごいんだ…リョウキって〃



『まぁ文武両道タイプだね
どちらかと言えば

~物事や人をみて
理解するのが上手くて?

人を動かすのが
なんか得意みたいな

それでいて
体格も恵まれてたから(笑)

アイツには…
おもしろかったんじゃないのかな♪

~中学かな?バレー部に転向して
ずっと大学まで。

~ふふ♪今も十分
華々しい人生みたいだけど?
幸せそうで安心だよ♪』



ケイゴがアイルをみてニカっと笑う。



『……』

〃なんか…ごまかされたような…〃



『ふふ~♪妹チャン
君よく気が回る、器用で勘も良い
頭の…良い子だね』


『…そんなこと
ないと思いますけど』



『だけど話すのは少々不得意?
…当てたげよーか?君の聞きたいこと』




コクン…。


アイルが喉を鳴らした



〃なんか・・・のまれそう…〃





『……リョウキは…どうして…』

『うん…』




『体格も…才能も
あんなに恵まれてて…
それでいて本人が大好きなことを…』



『うん、うん・・・』











『・・・どうして

〃仕事〃に・・・

しなかったのかな・・・って』

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